着物や浴衣でのポートレート撮影は、季節感や和の雰囲気を活かした人気の撮影ジャンルです。
街並みや自然、公園、古民家スタジオなどとも相性が良く、普段とは違った雰囲気の作品を撮影できます。
一方で、洋服とは着心地や動き方が大きく異なるため、事前準備をしておかないと途中で苦しくなったり、体調を崩してしまう場合もあります。
この記事では、被写体モデルさん向けに、着物・浴衣撮影の際に知っておきたい準備やポイントをまとめています。
着物・浴衣撮影前に準備しておきたいこと
撮影前にトイレを済ませておこう
着物を着付けた後は、帯でお腹まわりが固定されるため、普段より動きづらくなります。
ロケ撮影では近くにトイレがない場合もあるため、着付け前に済ませておくのがおすすめです。
特に長時間撮影では途中で苦しくなりやすいため、水分量も調整しながら無理のない範囲で準備しましょう。
下着はワイヤーなしタイプがおすすめ
着物は体のラインを整えて着用するため、ワイヤー入りの下着だと圧迫感が強くなりやすいです。
特に帯まわりが苦しく感じやすいため、カップ付きインナーやスポーツブラなど、締め付けの少ないタイプがおすすめです。
- スポーツブラ
- カップ付きキャミソール
- シームレス系インナー
- 薄手インナー
凹凸が少ないインナーの方が、着物を綺麗に着やすくなることもあります。
苦しいときは遠慮せず伝えよう
着付けがきつすぎると、途中で気分が悪くなってしまうことがあります。
特に夏場や長時間撮影では、帯による圧迫で体調を崩してしまうケースもあります。
「少し苦しいです」「もう少しゆるめたいです」と早めに伝えることで、無理なく最後まで撮影しやすくなります。
我慢を続けるより、少し調整してもらった方が結果的に表情も自然になり、綺麗に撮影しやすくなります。
着物撮影で動きやすくするコツ
歩き方や座り方を少し意識しよう
着物は洋服より歩幅が狭くなるため、急に動くと着崩れしやすくなります。
特にロケ撮影では移動距離が長くなる場合もあるため、小さめの歩幅を意識すると比較的動きやすくなります。
- 小さめの歩幅で歩く
- 急にしゃがまない
- 裾を軽く持ちながら移動する
- 長時間座る際は帯を圧迫しすぎない
初めて着物撮影をする場合は、着付け後に少し歩いて慣れておくと安心です。
浴衣撮影(夏)のポイント
薄い色の下着を選ぼう
浴衣は生地が薄く、光に透けやすい特徴があります。
黒や濃い色の下着は透けやすいため、ベージュ・白・薄いピンクなど、目立ちにくいカラーがおすすめです。
襦袢を着ていても、色によっては透けてしまう場合があるため注意しましょう。
夏の浴衣撮影は熱中症対策も重要
浴衣撮影は夏祭りや夕景ポートレートなど人気がありますが、気温や湿度が高い時期は熱中症対策も重要です。
帯まわりに熱がこもりやすく、想像以上に体力を消耗するため、無理せず休憩を取りながら撮影しましょう。
- 飲み物
- 汗拭きシート
- 小型扇風機
- 替えのインナー
- ヘアピン・髪留め
特に長時間のロケーション撮影では、水分補給を忘れないことが大切です。
冬の着物撮影で気を付けたいこと
防寒対策をしっかり準備しよう
冬のロケ撮影は、日が落ちるとかなり冷え込みます。
着物は一度着ると防寒アイテムを追加しづらいため、撮影前の準備が重要です。
- 腰まわり
- お腹
- 背中の首元付近
- 足裏用カイロ
カイロは低温やけど防止のため、熱くなりすぎた場合は無理せず外しましょう。
ヒートテックは前後逆に着ると便利
着物では首元や背中部分が見えやすいため、通常のインナーだと襟元から見えてしまうことがあります。
背中側の空きが大きいタイプでなければ、前後逆に着ることで見えにくくなる場合があります。
冬場のロケーション撮影ではかなり快適さが変わるため、防寒対策としておすすめです。
着物撮影であると便利な持ち物
ロケ撮影では移動や待機時間もあるため、事前に持ち物を準備しておくと安心です。
- ヘアブラシ
- 手鏡
- 安全ピン
- モバイルバッテリー
- 小さめのタオル
- 替えの足袋・靴下
- 透明クリップ
特に屋外撮影では、風で髪型や着付けが崩れやすいため、簡単に直せるアイテムがあると便利です。
まとめ
着物や浴衣でのポートレート撮影は、季節感や和の雰囲気を活かした人気ジャンルです。
事前準備をしっかりしておくことで、体調面の負担を減らし、撮影に集中しやすくなります。
特に初めて着物撮影をする方は、無理をせず、分からないことは事前に相談しながら準備を進めるのがおすすめです。